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心の空

ふと、窓の外を見た。

少し曇っているガラスの先には、2つに分かれている空が見えた。

 

明るい空と暗い空。

 

雲によって分けられていた目の前の世界は、たくさんのことを私に考えさせたような気がした。

 

 

高校2年生になった私は、進路のことや、親とのことなど、悩むことが多くなった。

 

悩んで心の中が暗くなったり、友達とバカな話をして笑って心の中が明るくなったり。

さっき見た空のように、きっぱり分かれているならまだしも、様々な感情が入り乱れている私の心は、そううまくいかない。

 

でも、どこか似ているような気がした。

 

人の心は天気のようだ、とよく思う。

雨になったり、晴れになったり。

時には嵐が巻き起こるかもしれないし、灼熱の炎が燃え上がるかのように熱くなるかもしれない。

 

きっと、さっき感じた何かは、これと関連があるのだろう。

 

人はみな、心の中に空を持っている。

みんながみんな違うもので、決して同じものはない。

そして、全く同じ天候になることもない。

 

「みんなちがってみんないい」

 

これは金子みすゞの名言。

世間の荒波にもまれながら、天気を大きく変化させながら、人は生きている。

 

 

私の空も、あの日見た空のように、たくさんのものがはっきり分かれて、気持ちの整理ができたらいいのに。